分煙室の設計

これから分煙室を設計される場合は、まず喫煙ニーズを把握してください。 その分煙室を利用すると考えられる人に、出社してから午前中に何本吸いますか? とか、勤務時間の例えば9時から5時の間に何本吸いますか?とい った質問をして調査します。現在の喫煙場所の灰皿の本数を調べるという方法も あります。その結果から時間当たりの喫煙本数を推定してCの式を使います。 実際に使用する風量が決まれば、Bの式で、最終的に時間あたり何本の喫煙が 可能な分煙室になるかの見込みを立てます。

今ある分煙室を見直す場合で、換気扇は変更できない場合には、まず現有の換気扇の 風量を調べます。換気扇に付いている型番からメーカーのホームページを探せば 性能表を見つけることができます。天井埋め込み換気扇の場合はダクトが外まで つながっている場合があります。そのような場合は設備の図面を見るなどして、 ダクト抵抗を勘案する必要がでてきます。プロペラ式換気扇で外部に直接接している 場合も、戸外のフードや室内の安全ガードなどによる抵抗があります。 正確な数値がわからない場合も換気扇風量は抵抗で減少することを頭に入れておきます。 換気風量が分かれば、これをBの式に入れて、可能な喫煙本数を求め、問題点を明らか にします。

例えば出入り口としてドア1枚分を必ず開けておく、というような方針を先に立てた 場合には、Aの式を先に利用します。これで計算した喫煙本数が目的本数より多ければ ここで計算した換気扇を用います。これで計算した喫煙本数ではまだ目的本数より少ない 場合には、Cの式に目的本数を入れて換気扇の風量を決めます。

実際に分煙室を整備するには、この他にも注意すべき重要な事項があります。 注意事項を合わせてご覧ください。

開口部の流入気流を維持するための必要排気風量

A.開口部面積を先に決めた場合

開口部の面積 平方メートルのとき

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必要排気風量は 立法メートル/  となります。

これ以上 あれば、開口部から分煙室へ流入する気流を0.2メートル/秒以上にできます。 この気流で、分煙室から隣りの部屋への煙の漏れを防止できます。

この分煙室で喫煙可能なたばこの本数は、 本/ です。
これを超えるとこの分煙室の粉じんは0.15mg/立法メートル以上に なり不快な状態になります。

B.排気風量を先に決めた場合

排気風量 立法メートル/ のとき

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開口部面積は 平方メートル以下

このとき、喫煙可能本数は 本/ です。

分煙室内粉じんを快適にするための必要排気量

C.喫煙本数を先に決めた場合

喫煙本数 本/ のとき
分煙室の粉じんを0.15mg/立法メートル以下に維持する のに必要な排気風量は

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立法メートル/ です。

この排気風量で、開口部の流入気流を維持するためには、
開口部の面積を 平方メートル以下にしなくてはいけません。

換気扇を止める場合の遅延時間

連続して使用しない場合は換気扇のスイッチを切ったほうが 合理的です。ほとんどの場合24時間換気扇を回しっぱなしということは ないでしょう。帰宅直前に1本吸ってすぐ換気扇を止めると、その煙は 非喫煙室へ流れ、次の日まで残ります。

このように喫煙終了直後は煙が残っているため、スイッチを切っても、 分煙室内の空気が新しい流入空気で置き換えられるまで、 換気扇停止を遅らせる遅延スイッチを用いる必要があります。 遅延スイッチは家庭用トイレ、風呂などの換気扇用スイッチとして 用いられています。

分煙室の室内容積 立方メートル
排気風量 立方メートル/ のとき

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必要な換気停止遅延時間は です。

この計算は最も効率よく流入空気で置き換えられる場合を想定しており、 実際には余裕をみる必要があるでしょう。