熱中症 事例

広島労働局提供の事例です。
業種(その他の土石製品製造業)炭酸カルシウムの製造業
労働者数 18名
災害発生日時 平成15年8月初旬
天気等 晴天 午前11時には30度を超え、最高気温は33度となった。
被災者の行った作業 屋外で、ベルトコンベアからこぼれた炭酸カルシウムの粉をスコップで拾い袋に入れる作業を行っていた。 作業場所は、日をさえぎるものはなく、直射日光のもとで作業していた。
被災者の服装 事業場が支給した長袖長ズボンの作業服を着用、野球帽のような帽子をかぶっていた。
被災者の年齢等 59歳 男性 身長167cm 64kg
災害発生状況
  • 午前9時から、屋外で直射日光のもと、ベルトコンベアからこぼれた炭酸カルシウムの粉をスコップで拾い、袋に入れる作業を3時間行った。10時すぎに1回休憩をとった。
  • 休憩時に水を飲んでいる。
  • 12時から45分間の食事休憩を取り、そのときはスポーツドリンクや水分を取った。
  • 12時45分から14時10分まで同じ作業を行った。
  • 14時10分から10分休憩し、水分を取った。
  • 14時20分ごろ、休憩が終わったのに立ち上がれず、座ったまま意識を失った。
  • すぐ、救急車を呼び、病院に運んだ。
本人の当日の体調
本人の自訴によれば、当日の体調は普段と変わらなかった。 朝9時から、かなり汗はかいたが体調は悪くなかった。 午後2時10分からの休憩時に急に気分が悪くなり、意識を失った。
救急病院の医師の意見
救急車で運ばれてきたとき、血圧が下がり、息がやや低下していた。 意識がもうろうとしていたので、脳内出血等を懸念し、CT写真を撮影したが異常は認められなかった。血液検査でも異常は認められなかった。体温は低下しており、汗もかいていた。点滴を行い水分と塩分等の補給を行った。すぐに症状は軽快し、意識もはっきりした。検査結果等問題もなく、当日しか受診していない。